introduction

2023年春、営業部の一員としてスタートした大手さん。
その1年後には、彼女を見守り育ててきた上司・本領さんとの対談記事が公開されました。
あれからさらに1年が経ち、ふたりはそれぞれ役職も役割も変わりました。

現在、本領さんは東京の営業チームと横浜支店を統括する「課長」、
大手さんは数字を追いながら新卒メンバーの教育にも携わる「主任」へとステップアップ。

学生時代には想像もできなかった社会人としての成長。
ふたりは、どんな景色を見てきたのでしょうか。

TALK MEMBER

HR solution Div.
課長

本領 瞭

HR solution Div.
主任

大手 沙姫

「言われたことをやる」から、「自分で考えて動く」へ

本領さんから見て、大手さんはこの1年でどう変わりましたか?

まず、課題に対して“自分の考え”を持って動けるようになったことが大きいですね。
以前は「これってどうすればいいですか?」という相談が多かったんですが、
最近は「自分なりにこう考えていて、こうしたいと思ってるんですけど、どうですか?」と、提案までセットで持ってきてくれるようになりました。

その思考の深さが、教育の場面にも活かされていると感じています。
新卒メンバーへの声のかけ方、タイミング、伝え方など…
“自分がしてもらって嬉しかったこと”をベースに、彼女なりにアレンジしているのが伝わってきます。

あと、最近はアイディアもよく出してくれるようになりました。
営業のやり方って決まった正解があるわけではないので、
「こうしてみたらもっとよくなるかも」と、自分から提案する力はこれからますます武器になっていくと思います。

「褒めてもらえるようになった」ことが、自信に変わった

大手さんから見た、本領さんの印象の変化はありますか?

大手さん

実は、以前はあまり褒められることがなかったんです(笑)。
でも最近は「それ、よかったよ」と言ってもらえることが増えて。
自分では気づいていなかった成長に気づけて、「もっと頑張ろう」と思えるようになりました。

あと、本領さんって、あんまり“ガツンと怒る”タイプじゃないんですけど、
最近は少し離れていてもちゃんと見てくれていて、「大丈夫?」とさりげなく声をかけてくれるんです。

本領さんは今、横浜拠点に常駐していて、以前より会う機会は減ったんですが、
そういうちょっとした気遣いがあると、「見てくれてるんだな」と思えて、すごく励みになります。

メンバーのモチベーションを引き出すのが、本領さんは本当に上手だと思います。

「上司と部下」から「チームで支え合う仲間」へ

お互いを“育てる/育てられる”関係から、“支え合うチーム”になってきた感覚はありますか?

本領さん

確かに、そうかもしれないですね。
役割は違っても、チームとして同じゴールを見ている感覚は強くなったと思います。

たとえば、メンバーに壁があったとき、大手が先に気づいてフォローしてくれていたり。
もう、完全に「自分が育ててる」というより、「一緒にチームをつくっている」感じです。

大手さん

それ、すごくうれしいです。
私自身、まだまだ成長途中ですけど、少しでも誰かの役に立てていたらいいなって思っていて。

でも、教えるって難しいですね(笑)。
うまくいかないときに「自分の伝え方が悪かったのかな?」って考えることもあります。
だからこそ、ひとつの成功体験や「ありがとう」の言葉が、本当に大きな励みになります。

学生へのメッセージ ——「最初から完璧じゃなくていい」

最後に、これから社会人になる学生にメッセージをお願いします。

本領さん

社会に出ると、最初はできないことばかりです。
でも、それが当たり前なんですよね。
大事なのは、「できないからやらない」ではなく、「どうすればできるかを考える」こと。

大手も最初は不安だらけだったと思います。
でも、目の前のことに真剣に向き合っていれば、ちゃんと力はついていきます。
その成長を、僕たちが支えます。

大手さん

そうですね、私も最初はすごく不安でした。
でも、「失敗してもいいから、まずやってみよう」と思えたのは、周りに支えてくれる人がいたから。

いま思うのは、「自分で自分の限界を決めないこと」が大事だということ。
チャレンジした先に、予想もしなかった景色が待っているかもしれません。

だからこそ、「ちょっとでも興味がある」って気持ちを大切にして、一歩踏み出してほしいです。