introduction

「考えること」――それは人間の本質でもあり、成長して未来へ進むための原動力です。

営業チームの若きリーダー・本領さんとそのメンバーとして急成長する大手さんのお話からも、「考えること」の重要性が改めて感じられました。

試行錯誤を繰り返しながら進んでいく2人の姿勢、ひいてはチームのあり方は、エイトビットが目指すビジョンとも重なる“本質”そのものでした。

TALK MEMBER

HR solution Div.
第1営業課 第1グループ 係長

本領 瞭

HR solution Div.
第1営業課 第1グループ

大手 沙姫

1年弱で急成長─秘訣はチーム全体にある“考える風土”

いつごろから同じチームで働いているのか教えてください。

私が入社した2023年の10月から、営業職として、本領さんがリーダーをしているチームで働いてます。
チームは私と本領さんを含めた5人で、顧客開拓、エンジニアの市場価値を上げるためのサポート、キャリア設計など、幅広い業務に取り組んでいます。

大手さんの第一印象はいかがでしたか。

本領さん

入社当初から同じチームではありましたが、直接的な教育担当というわけではありませんでした。
そこから見ている感じだと、とにかく真面目で、素直に真っ直ぐ仕事に取り組んでくれる子だなぁというのが第一印象です。

大手さん

最初の3ヵ月くらいは、目標達成のためにとにかくがむしゃらに動いていましたね。
半年くらい経ってからはただ単に数を追いかけるだけじゃなく、物事の背景を考えながら業務を進めていくことの大切さを痛感しながら仕事をするようになったと思います。

本領さん

確かに昔はほとんど丸投げでアドバイスを求めてきていたけど、今では営業として大事な数字の見方や考え方が身についてきたのは感じますね。
意識が変わったきっかけってあったの?

大手さん

本領さん含め、働き始めたころから先輩方に「ここ考えた?」「自分ではどう思う?」って聞かれていたんです。指摘してもらうたびに、そこは考えないとダメなんだなって経験を自分のなかに蓄積していきながら、少しずつ考えるくせをつけていきました。

例えば、エンジニアのスキルアップについて、「エンジニアの方から経験がない分野にチャレンジしたいという希望が出ているんですけど、どうしたらいいですか?」って聞いていたと思うんですが、今は、「私としては、まず〇〇の経験が積めるように、講師陣にフォローしてもらい基礎能力をつけてから、未経験分野にチャレンジできるようにしたいのですが」っていうところまで考えてから、相談したりアドバイスを求めたりするようになりましたね。

社内に新風を吹き込む、フラットなコミュニケーション

大手さんから見た本領さんはどんな印象でしたか。

大手さん

第一印象は“若い”でした。これまで自分の上司に当たる人って年上の方が多かったので、ほとんど同世代の方がリーダーを務めていたので驚きもありました。
ただ、一緒に働いていくと、考えの深さや多角的な視点で仕事をしているのが見てて感じられて、若いうちからリーダーを任されていることへの納得と凄みを感じました。

本領さん

私は28歳のときからリーダーを任せていただいていますが、組織自体が若いこともあって特別な抜擢というわけではありません。
年齢や社歴に関わらず活躍できる環境と、それを支えるチームの存在、成果を正当に評価してお互いを認め合う風土がエイトビットにはあります。
大手さんにはけっこう「もう一度考えてみて」って言っていたので、口うるさく感じてたんじゃないかな。

大手さん

そんなことないですよ(笑)

本領さんは教え方もすごく丁寧で上手いんです。私が相談した事に対して、最初から答えを教えるのではなく、「これどう思う?」「なんでこうなると思う?」って、逆に質問を重ねて、私自身が考えられるように促しながら、答えまで導いてくれるんです。最初は大変でしたが、繰り返しやっていくうちに、考える習慣や営業として重要な視点が少しずつ身についていったのかなと思います。

本領さん

私だけじゃなく、チーム全体に考えながら行動していこうとする意識はありますね。
大手さんはそういう部分をきちんと感じ取って学んでくれたからこそ、今の成長があるのかなと思います。

とはいえ大手さんは、社会人やってると少しずつなくなっていくものを持ち続けていて、子供っぽくて無邪気な一面もしっかりあるよね。

大手さん

そうですか?

本領さん

鞄にキャラクターものをつけてたり、訪問の道中に「今これが流行ってるんですけど知ってますか?」みたいなこと話したり。
「知らないんですか?」って常識みたいな顔で話してくるけど、後で他の人にも聞いてみたら誰も知らない大手さんだけの常識だったみたいな(笑)

大手さん

あ~、よくありますね(笑) 

本領さん

あれは大手さんならではの持ち味なんじゃないかなと思ってるよ。

大手さん

でも本領さんだってオンとオフのギャップがすごくて。
入社して間もないころにチームのみんながプチ歓迎会を開いてくれたことあったじゃないですか。

仕事中は考え事をしていて眉間にしわ寄せてたりするんですけど、すごくすっきりした顔してましたね。
こんなに気さくな方なんだって、業務では知れない一面を知ることができました。

本領さん

たしかに仕事中はむすっとしてるかもしれない(笑)
“同じ釜の飯を食う”ではないですけど、業務を抜きにした場でフラットなコミュニケーションが気軽に取れる部分は、業務中のコミュニケーションでも活きてくるのかなと思います。

大手さん

ついこの前も新卒の子たちから仕事のあとの飲みに誘われてましたよね。

本領さん

あの時は朝までって言われたから断ったけどね(笑) 
でも、立場関係なくご飯に誘ったりすることはごく普通にありますね。

“成長における持続可能性”のために忘れてはいけないこと

これから入社してくる人も含め、後輩たちにはどんな成長、活躍をしてほしいと考えていますか?

本領さん

考える力をつけてほしいというのは、私の願いとしてあるかもしれません。

私は自分で考えて、自分で行動して、それが結果に結びついて初めて楽しいと感じられるタイプなこともあり、営業の醍醐味もそこに強く感じています。
言われたことをそのままやるのではなく、考えながら自分の強みを活かしたやり方をどんどん作っていってほしいですね。

大手さん

プロジェクトには、急なスケジュール変更があったとか、増員が必要になったとか、様々な背景やニーズがあります。実際に私も、単にプロジェクトで求められているスキルとエンジニアをマッチングさせるだけじゃなく、クライアントが何を求めてるんだろうってことを考えた提案ができるようになってからは、営業職がどういう仕事なのか、本質に近づけた気がしています。

クライアントが困っていること、問題に感じていることはどこにあるのかを、的確に捉えた立ち回りを私たち営業がしていくことで、クライアントが満足できることはもちろん、エンジニアの方も働きやすく、自分の能力を存分に発揮できるようになると思います。

本領さん

クライアントが相手でも、エンジニアが相手でも、結局は人対人のコミュニケーションであることは忘れちゃいけない重要なことだよね。

私たちエイトビットが組織として果たしていくビジョンの1つに、「個人と組織の成長における持続可能性を高める」というのがあります。
これは求められるスキルとエンジニアをただマッチングさせているだけでは達成できないことで、安心してスキルアップできる環境と、スキルアップしていきたいと思えるモチベーションが必要になります。

エンジニアの方たちのやる気とスキルをどうやって引き出していくかという部分について考えていくことも、営業の重大なミッションです。
やりたいこと、なりたい自分の理想像が人それぞれで、1つとして同じものがないため、試行錯誤しながら進めています。

大手さんはこの1年弱でITの知識もしっかりついてきたし、そのあたりももうだいぶできるようになった実感があるんじゃない?

大手さん

そうですかね(笑)
最初は自分の手持ちに、会社の理解や改善策など、モチベーションをアップしていくための知識も材料も少なかったので、自分で納得がいくいい提案をしていくのがなかなか難しかったのは確かだと思います。

でも最初のうちから何度か一緒に打ち合わせに入らせてもらうことで、少しずつ色々な視点から物事を見れるようになってきた実感はあるかもしれません。
少しはステップアップできてるのかな。

本領さん

そうだね、大丈夫。
着実にステップアップして、活躍できてるよ。