introduction

さまざまな企業にSESサービスを提供し続けているエイトビット株式会社。
クライアントから最も評価されているのは、エンジニアの技術力、質の高さ。
高い技術を持っているだけではなく、意欲的に業務に取り組む姿勢が、同じプロジェクトにジョインしているメンバーにも刺激を与えているとのこと。

質の高いエンジニアとは、どのような存在なのでしょうか。

今回は、3名のエンジニアにインタビューを行いました。
お互いの関係性やプロジェクトで求められる力。そして、新人育成について大いに語っていただきました。

TALK MEMBER

Engineer Div.

Y. H.

Engineer Div.

A. A.

Engineer Div.

S. Y.

新卒エンジニアは失敗を恐れるな

皆さんはどのようなプロジェクトに従事されているのですか。

中小企業を対象にした金融系のシステム開発をしています。使用する主なプログラミング言語はJavaです。
総勢で20名ぐらいの開発チームに所属しており、エイトビットからは私とA.A.、そして今年の4月に入社したS.Y.が加わっています。

基本的な業務の流れとしては、出社したらそれぞれの業務が割り振られ、それを消化していきます。
簡単なものであれば数時間で終わりますが、なかには数日間かかるものもあります。

Y. H.さんとA. A.さんから見て、新卒のS. Y.さんはどのような方ですか?

何事にも興味を持ってくれるので、非常にありがたいですね。
やはり、興味関心がないと新しい業務も覚えられませんから。すごく元気に「これについて教えてください!」「なんでこうなるんですか?」と質問してくるので、教え甲斐があります。

「なぜなぜ期」の子どもみたいな感じですよね(笑)。

まさか、そんな風に思われていたなんて(笑)。
でも、そういう後輩の方が可愛くないですか!

それを自分で言っちゃダメでしょ(笑)。だけど、色々なことに興味を持てる性格はエンジニアに向いていると思います。新しいことを次々に覚えていく必要のある職業なので。

初めてのプロジェクトだから不安なことも多いはずですが、S. Y.さんはあまりそれを表に出さないので、先輩から見ても頼もしいですね。

新人さんに多いのが、失敗するのが怖くて手が止まってしまうというパターンです。納期のある仕事なのでとにかく手を動かして欲しいのですが、それがなかなかできない。でも、S.Y.さんは違いましたね。

私、ちゃんとやれてました?

手が止まってぼーっとしているような姿はほとんど見かけなかったよ。
はじめからクリティカルな作業をお願いしたりはしないのですが、S.Y.さんは良い意味で失敗を恐れないタイプでしたね(笑)。

褒められたと思っておきます(笑)!

新卒エンジニアがミスをしてしまうのは普通ですから、失敗を恐れないで欲しいですね。
なにかあれば、私やA・Aさんがサポートするので大丈夫です。
新人さんをサポートできないようでは、なんのためにチームを組んでいるのか分かりません。

研修+実務が人を育てる

S. Y.さんは今年の春に新卒としてエイトビットに入社したのですか。

3月に大学を卒業し、新卒で入社しました。在学中から入社前研修を受けていましたね。
完全オンラインの研修で、自宅でJavaやSQLを勉強し、週に1回会社に進捗を報告していました。
今のプロジェクトでは、研修で学んだJavaをかなり使用するので、ドンピシャでしたね。

それなら「コードが上手く書けない」みたいな事態にはならなさそうですね。

それが、最初は分からないことだらけでした。
他の人が書いたコードを読むことはできるのですが、いざ仕様書を見て自分でやってみようとすると、ぜんぜん上手く書けませんでした。
コードを読むのと書くのは全く違うことなのだと痛感しましたね。

大学ではデザインを勉強していて、プログラミングも少しだけ学んだことがあります。
入社前研修でも手応えがあったので大丈夫だと思ったのですが、そう簡単にはいきませんでしたね。

でも、分からないことはすぐに聞きにきてくれたよね。
コードが書けなくて手が止まってしまうのがいちばん良くないから、積極的に質問しにくる姿勢は本当に大事だと思うよ。

Y. H.さんやA. A.さんに聞きにいったのは良いものの、最初は自分が分からないことを言語化するのもひと苦労でした。
でも、嫌な顔ひとつせずに教えていただけたので、不明点は次第に少なくなっていきました。

研修でJavaを習ったからといって、いきなり即戦力というわけにはいかないのですね。

即戦力というのは非常に難しいですね。中途で入社した経験者の方でも、新しいプロジェクトにジョインしたばかりの頃は苦労するものです。
そのプロジェクトでしか使わない単語などもありますから、特定のプログラミングのスキルがあるからといって、すぐに活躍できるものではありません。

研修とプロジェクトがドンピシャだったというS. Y.さんでも最初は苦労されたのですから、「最初は分からないことだらけ」という状況は新人エンジニアの宿命のようなものかも知れませんね。

エイトビットはエンジニアの教育にかなり力を注いでいますが、どうしてもプロジェクトを通じてでしか身に付けられないものがあります。
開き直るわけではありませんが、「最初は分からないことがあって当たり前」ぐらいに思っておいた方が良いかも知れません。
プロジェクトにジョインしたあとに真面目に取り組んでいれば、基礎的な知識やスキルは研修で身に付いているので、次第にやれることも増えていくはずです。

さまざまなコードに触れることがエンジニアを成長させる

S. Y.さんからみて、Y. H.さんはどんな人ですか?

Y. H.さんは、リーダーとしてチームをまとめてくれる存在です。どんな状況でも的確な指示を出してくれるので、本当に頼りにしています。
ベテランのエンジニアなので、分からないことはなにもないんじゃないかと思っています(笑)。

たしかに20年ぐらいエンジニアをやっているけど、分からないことは普通にありますよ(笑)。

20年ってすごいですよね。エンジニアを続けられる秘訣とかあるのですか。

秘訣というか、大切なのは勉強し続けることだと思います。私が新人だった頃に苦労して覚えたものが最近では自動化されています。
もしもその業務しかできない人だったら、私を必要としてくれるプロジェクトはなくなっていました。
いくら仕事が忙しくても、エンジニアとして新しいことを学び続けることが大切なのではないでしょうか。

ベテランの言葉は重いですね。エイトビットの場合、研修が充実しているので、エンジニアが勉強しやすいと感じます。私がこの会社を選んだのも、選考を通じて教育制度が整っていることを知ったのが大きいです。

S. Y.さんから入社前研修の話を聞いたことがあるのですが、以前私が受けた研修に比べて、かなり内容が充実していると感じました。教育に惜しみなく投資しているので、研修の内容が年を追うごとに充実していっているようです。

S. Y.さんからみて、A. A.さんはどんな人ですか?

A. A.さんは、いつも正確な仕事をしてくれるエンジニアです。コミュニケーション力が高くて、言語化するのが上手なので、いつも明確な指示出しをしてくれるので助かります。
私にとってのエンジニアの理想像ですね。こんな先輩になりたいなと思っています。

そんな風に言われると恥ずかしい(笑)。

システム開発のプロジェクトでも、コミュニケーション力は重要なのでしょうか。

かなり重要だと認識しています。
プロジェクトにはさまざまな会社のエンジニアが参加しているので、「これがうちのやり方だから」は通用しません。
自分の伝えたいことを分かりやすく言語化して、丁寧に伝えることが重要です。

会社が違っても、プロジェクトを成功に導くという共通の目標がありますから、皆さんすごく協力的ですよね。
実は、他社のエンジニアの仕事を見るのが好きなんです(笑)。

え?どういうこと?

コードの書き方って、エンジニアによってかなり違います。
以前、他社のエンジニアが書いたコードを読む機会があったのですが、すごく綺麗に書かれていてびっくりしました。
Y. H.さんやA. A.さんのコードを読むのも勉強になりますが、新人の頃にさまざまなコードに触れることは、エンジニアとしての成長に繋がる気がします。

たしかに、それは分かります。私も新人の頃は、いろいろなコードを読んで勉強しました。
さまざまなエンジニアと一緒に働ける環境は、新人エンジニアの成長を後押ししてくれるかも知れませんね。

まずはスキルより人柄が大事

S. Y.さん、最近嬉しかったことはありますか。

他社のエンジニアから業務を依頼されたのがうれしかったですね。
その業務自体は難しいものではなかったのですが、エンジニアとして他社の方からもある程度信頼されているのだと自信になりました。

入社したばかりなのに、本当にすごいよね。Y. H.さんも驚いていたよ。

ある程度経験を積んだエンジニアなら珍しくありませんけど、S.Y.さんのように入社数ヶ月で他社から依頼されるというのは聞いたことがないです。
本当に将来有望だと思いますよ。

いやいや、そんなこと言われると恥ずかしいです(笑)。

「こういう後輩に来て欲しい」みたいなのはありますか。

向上心があって「とりあえずやってみよう」という人が良いと思います。
躊躇し過ぎると、時間だけが過ぎてしまいます。手が止まっていても納期が後ろ倒しになるわけではないので、まずは手を動かして欲しいです。

エンジニアとしてのスキルというより、人柄が大事だと思います。
技術を身に付ける環境は整っていますので、前向きに取り組んでくれる方は、エンジニアとしても、社会人としても成長していくはずです。

一緒に働くのであれば、モチベーションが高い人がいいですね。
エンジニアにとって大切なのは技術だけではありません。仕事に対する意欲も非常に重要だと考えています。
やる気のある後輩なら、いくらでもコードの書き方を教えますよ。モチベーションの高い人は自然と伸びていく場合が多いと感じます。

コミュニケーション力が高い人、もしくはコミュニケーションをとる努力のできる人がいいですね。
分からないことをスムーズに言語化して質問できるのがベストですが、言語化しようと努力できる人なら、次第に伝えられるようになると思います。
不器用でもいいので、人と丁寧に向き合える後輩に来てくれたら嬉しいです。